結婚・再婚は互いに一生の重大事であり、その後の人生を大きく左右する問題です。
お見合いをした後、どうしても気がすすまない場合、あるいは迷いがある場合には一日延ばしにせず、できるだけ早く、お断りしなければなりません。
互いに気がすすまないで断わりあうのなら問題はないのですが、いっぽうが拒否し、いっぽうが交際を望んでいるときはなかなかやっかいです。
相手に屈辱感を与えない、慎重な断わり方が必要です。
自分が断わられる立場になったちと考えて、理由を、適当に創作してお断りします。
気がすすまないとか、性格があわないとか、背が低いからなどとはけっしていってはならないでしょう。
むろん、断わるのは紹介者をとおしてです。
相手の長所をほめ、自らを卑下して断わるのが上手な方法です。
たとえば、「よくできた方なので、娘がとてもついていく自信がないなどとわがままを申しまして...」など、相手をたてて辞退します。
紹介者も断わられる側も、なぜ断わったのか、考えなおしてくれないかなどと、理由を尋ねたり、翻意をうながしたりしつこくしないことです。
むりをしないであっさり引きさがりましょう。