祝辞再開の挨拶の仕方

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食事が終わってデザート・コースにはいると、また、司会者が立ちあがって、祝辞の再開を宣します。

そのころは、客のあいだに酒がまわって、座もだいぶざわめいているわけですから、司会者は開宴の挨拶のときと同様その周囲にいる世話役や親戚などに、司会者が立ちあがったら、拍手をしてもらうようにするとよいでしょう。

その拍手で座がしずまったら、司会者は、一礼して、「それでは、これからみなさまに、新郎・新婦の門出を祝って、お言葉を頂戴いたしたいと存じます。

はじめに、新郎の高校時代の恩師である××高等学校校長、○○先生にお願いいたします」というようにその日の主賓に次ぐ来賓を指名します。

そして、その来賓の祝辞が終わったら、司会者は、「たいへん興味ぶかい(あるいは、有益な)お話をおきかせくださいまして、ありがとうございました」というように、その来賓の話の内容に適当した謝辞を述べ、「次に、新婦が最近まで勤めておられました××株式会社の総務部長、○○氏にお祝辞をいただきます」というように、次の来賓を指名してゆくわけです。

司会者が、来賓に祝辞を依頼する場合、「次に、○○氏にお願いいたします」などと、名前だけをいう人がありますが、これは、上手な司会のしかたとはいえません。

なかには、名字をきいただけで出席者全員が、ああ、あの人かとうなずくような知名な人もいることもありましょうが、なかには、大部分の人がはじめて名前を聞く人も多いのです。

ですから、司会者は、新郎や新婦とどういうかかわりのある人なのか、全員が理解できるような紹介のしかたをすることがたいせつです。

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■新郎側主賓が祝辞を終わったら、新婦側主賓を紹介

新郎側主賓が祝辞を終わって、拍手のうちに席につくと、司会者はたちあがって、「まことに有益なお祝辞をいただきまして、ありがとうございました」と、新郎側主賓に一礼し、ことばをついで「次に、新婦の恩師であります××高等学校の○○先生からお言葉をいただきたいと存じます」というふうに、新婦側の主賓に祝辞を求めます。

それに応じて、新婦側主賓は、起立して、新郎新婦に一礼、ついで、全員に会釈してから、祝辞を述べます。


■再開後の来賓祝辞はどう述べるか

乾杯を終わって、一同が着席すると、司会者は、起立したまま「ありがとうございました」と礼を述べ、「それでは、お食事のしたくもととのったようでございますから、お祝辞は、またデザート・コースにはいりましてから、お願いいたしたいと存じます」と挨拶して、席につきます。

それと同時に、ウェイターが料理を給仕してまわり、しばらくは、食事についやされるわけです。

出席者が多く、したがって、祝辞を述べてもらいたい人が多い場合には、食事の途中で来賓の祝辞を再開することもありますが、それでは、食事も落ち着いてとれませんし、祝辞を述べてもらう来賓にも礼を欠くうらみがありますから、なるべくは、デザート・コースにはいってから再開することにしたいものです。

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■仲人の新郎新婦紹介はどう行うか
司会者が「開宴の挨拶」を述べて着席すると、仲人は横に並んでいる新郎新婦と仲人夫人を目でうながして、いっしょに椅子を離れます。

仲人の挨拶の目的は、新郎新婦の紹介にあるのですから、新郎新婦も、仲人の挨拶がすむまで起立しているわけです。

仲人夫人も同様です。

仲人は、起立すると、ほかの三人といっしょにおじぎをして、挨拶をおこないます。

■乾杯の音頭は主賓に
ウェディング・ケーキに入刀が終わり新郎新婦が席についたら、司会者は、また立ちあがって、「それでは、ここで、新郎の恩師であります大学教授○○先生に乾杯の音頭をお願いいたしたいと存じます」というふうに、主要な来賓のひとりに乾杯の音頭を依頼します。

この乾杯の音頭は、その日の新郎側の主賓に依頼するのが普通ですが、どちらを主賓としてよいか区別をつけにくいような賓客がいるときは、そのひとりに主賓としての祝辞を述べてもらい、ほかのひとりには乾杯の音頭をとってもらうことにすると、よいわけです。

この音頭を依頼する人にも、開宴前にあらかじあ頼んでおくのが礼儀です。

■お色直しのタイミング
新婦は、披露宴のはじめには、挙式のときの花嫁衣裳、またはウェディング・ドレスで出席し、披露宴の途中で、〈色直し〉といって、ほかの衣裳に着更えるしきたりがあります。

この〈色直し〉は、なるべく食事のとちゅうで退席して行ない、次の祝辞が再開されるまでに、席に戻っているようにしたいものです。

なかには、祝辞の途中で色直しに立つ人がありますが、それでは、せっかく新郎新婦のために祝辞を述べてくれる人に対して、礼を失することになります。

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■来賓の祝辞は事前に依頼
祝辞を依頼する来賓には、前もってーできれば、数日前までに、主催者が、「ご迷惑でも、当日はテーブル・スピーチをお願いいたします」と依頼して、承諾を得ておくのが礼儀です。

それをしないで、当日、会場で依頼したり、その依頼もしないで、司会者がいきなり指名して、来賓をあわてさせるのは、正しい礼儀ではありません。


■祝辞には訓話型・教訓型・挿話型・エピソード型・混合型・ユーモア型などがある。
〈主賓の祝辞〉は、その内容からいうと、〈訓話型>ないし、〈教訓型>の祝辞というべきものですが、来賓の祝辞には、このほかにも、〈挿話型>(エピソード型)、〈混合型〉、〈ユーモア型>など、いくつかの型があります。

〈挿話型>とは、新郎や新婦の長所や美点のよくあらわれたエピソードを紹介して、その人柄や才能などをたたえるもの。

〈混合型>とは、エピソードを紹介したあとに、教訓的な話もつけ加えるもの。

〈ユーモア型〉とは同じエピソードを紹介するにも、ユーモラスに紹介したり、「新郎新婦の恋愛中は、われわれ友人も大いに悩まされたものだ」などといって、聴衆を笑わせながら祝意を表するものです。

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主賓の祝辞はどう述べるか

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※七項目から成っている
①司会者の指名でお祝いの挨拶を行なうと述べる。

②新郎・新婦に祝意を表する。

③ついで、両家の両親にも祝意を表する。

④新郎の人柄や才能などをたたえ、将来を期待している旨を述べる。

⑤新婦の人柄をたたえ、将来に対する期待を述べる。

⑥新夫婦の門出を祝って、夫婦生活のあり方などについて、教訓になるような話を述べる。

⑦最後に、簡単な結びの言葉を述べて、着席する。

これは、〈結婚披露宴における来賓の祝辞〉の基本型のひとつで、主賓だけではなく、ほかの来賓が述べる場合も、この型にあてはめると、いちおう、まとまりのよい挨拶ができます。

例えば、新郎新婦がテニスによって結ばれた場合は、「夫婦生活は、人生における混合ダブルスだ・・・云々」という比喩を用いて夫婦生活のあり方について説くことができます。

この例のように、当の新郎新婦に適当した比喩が思い浮かばないようなときは、たとえぽ、「夫婦生活は人生の二人三脚だ」というような、どの夫婦にもあてはまる格言や比喩などを使ってもよいし、「夫婦生活を円満につづけていくのには、おたがいに譲りあう心が必要だ」というようなことを、自分の体験から、割り出した言葉として語ってもよいわけです。

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食事・披露宴退場のマナー

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■食事のマナー
正確にマナーどおりに食べなければ、と意識しすぎて、料理の味もわからなくなったり、スピーチに対する拍手を忘れてしまったりしては、祝福の気持ちも表せない。

食事のマナーは、集まった人々が楽しく食事をするためのものなのだから、人を不愉快にさせない作法を心がければよいわけである。
マナーのこまかい部分にこだわりすぎて、新郎新婦を祝う心の余裕を失わないようにしたい。

食事をおいしく味わうことも、宴に招待してくれた当事者への祝福と感謝の表現である。

料理は残さないようにし、酒の飲みすぎには気をつけたい。


■披露宴退場
司会者のお開きのあいさつがすむと、参列者は順次退場する。

この場合も入場と同様に、主賓や目上の人から退場し、一般の参列者はその後に退場するのがしきたりであったが、最近は、やはり流れに従って、順次退場するケースが多くなっている。

宴が終わったからといって勝手に列を乱すことのないようにしたい。

最後まで節度ある態度をとるのが、参列者としての礼儀である。

出口には入場のときと同様に新郎新婦、媒酌人、両親が並んでいるので、簡単にはなむけの言葉をかけてあげたい。

新郎新婦には、「おめでとうございます。末長くお幸せに」とか「旅行も元気で行ってらっしゃい」と親しみをこめたあいさつをする。

両親に対しては、宴が盛大であったことをほめ、招待と丁重なもてなしに対する礼を述べるようにする。

なお、ここでも長話をして列の流れを止めないように気をつけて、速やかな退場を心がける。

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披露宴入場

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参列者は「おめでとうございます」とひと言だけあいさつするか、黙礼にとどめ、静かに入場する。

立ち止まって話し込んだりして、流れを止めてはならない。

・テーブルを囲む形式の披露宴は席次が決められているので、席次表(受付で渡される場合が多いが、控え室や会場入口に表示することもある)を確かめてから、自分の席に進む。

テーブル上の名札を確認し、両隣の席の人に軽く会釈して着席すること。

・ビュッフェ形式の場合、席は決められていないので、適当な位置に進むが、一か所にかたまらないような注意が必要である。

また、開宴までは、会話や喫煙を慎んで、静かに待つのが礼儀である。

司会者が開宴のあいさつをし、食事が始まるまでに行われる媒酌人のあいさつや主賓の祝辞、ウエディング・ケーキ入刀などの儀式色の強い部分では、会話や喫煙は慎む。

また、食事が始まってからの来賓の祝辞や余興の部分では、食事の手を休める必要はないが、なるべく物音をたてず、私語を慎む。

終わったら必ず拍手をするのも忘れないようにしたい。

自分の近くの席の人がスピーチをする場合には、食事の手を休めて静聴するように心がける。

隣席の人と歓談する場合は必要以上に声を大きくしないように注意する。

話題は祝いの席にふさわしいものを選ぶ。

病気や事故、死などの不祝儀を話題にすることはタブー。

家庭の事情など個人的な話題には深入りしないようにする。


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披露宴に招待されたら その2

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■受付に招待状を示し、署名をする
受付では、受付係が確認しやすいように招待状を示すか、名前をはっきりいってお祝いのあいさつをする。

お祝いの現金や品物は受付に差し出し、芳名帳に署名をする。

署名はていねいに。

字をくずして相手方に読めなくては、どんなに達筆であっても礼にかなっているとはいえない。

また、ほかの参列者の迷惑にならぬように、手続きはてきぱきとすませる。

受付係が知り合いでも、ムダ話をして後ろの人を待たせることがあってはならない。

受付では席次表や新郎新婦紹介のパンフレットを手渡してくれる場合が多いので、開宴前までに目を通しておくようにする。

■控え室では明るく節度ある態度を保つ
開宴までは、用意された控え室で待機する。

披露宴会場へ勝手に入ったり、新郎新婦の控え室をのぞいて、準備のじゃまをするようなまねをしてはならない。

控え室では、明るくふるまい、知人との談笑も周囲の迷惑にならない程度の声の大きさを心がける。

逆に周囲が知らない人ばかりでも、退屈そうな表情を見せたりせず、話しかけられたらにこやかに応対すること。

新郎新婦の両親や家族が控え室に見えたら、はっきりと簡潔にお祝いのあいさつをする。

これも、ほかの人のあいさつの機会を失わせるようなことのないよう短めにすませる。

また、新郎新婦の姿を見かけても、開宴前のあわただしいときなので、ひと言「おめでとう」というだけにとどめるようにする。

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披露宴に招待されたら その1

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■招待客の服装は、新郎新婦より派手にならないもの
披露宴に招待されて、まず迷うのは服装のことである。

招待状に服装の指定があれば、それに準じればよいが、特に指定のない場合は、披露宴の形式を当事者に確認し、それに合わせた服装にする。


■主賓として参列するときの服装
主賓はメインテーブルに座り、スピーチを求められることが多いので、かなりドレスアップが必要だろう。

ただ、新郎よりも格上の服装は非礼になるから、一般にはブラックスーツか、ダークスーツが無難だろう。

新郎がモーニング(夜はタキシード)なら、同じくモーニング(またはタキシード)でかまわない。

モーニングかタキシードかは、午後五時ごろを境に切り替える。


■参列者は、会場到着はあまり早すぎない
開宴に遅れないようにするのは常識としても、あまり早く到着して、準備に忙しい当事者によけいな気をつかわせることも、できれば避けたい。

定刻の二十分ほど前に到着し、開宴を待つのが礼儀といえよう。

受付に行く前にクロークルームヘコートや手荷物などを預け、会場には余分なものを持ち込まないようにする。

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招待状が届いたらすぐに出欠の返事を

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招待状が届いたら、できるだけ早く返事を出すのがエチケットである。

先方は人数を確認したうえで、準備を進めることになるので、指定された返信期限より早めに出すように心がける。

招待状には返信用のハガキが同封されている。

そこには「御出席」「御欠席」「御住所」「御芳名」などと尊称で記されているので、「御」「御芳」などは必ず棒線で消すこと。

返信先も「○○○○行」となっているので「行」を棒線で消し、あらためて横に「様」と書き直す。

「行」「御」「御芳」などを消すときは、×印を書いたり、黒くぬったりはしないこと。

また、出席か欠席かいずれかを棒線で消しただけで返送するのは、そっけない印象を相手に与えるだけでなく、失礼にもあたる。

ひと言メッセージを書き添えてお祝いの気持ちも伝えたい。

出席する場合なら、招待へのお礼やお祝いの言葉を、欠席の場合なら、そのほかに、出席できない理由を付け加える。

不祝儀(弔事、家族の病気など)を欠席の理由にすると、祝いごとに水を差すことになるので、やむを得ない個人的な事情ということにしておく。

せっかくの招待に出席できないことは残念だという気持ちも書き添えたい。

前もって祝辞を依頼されている場合などは、ハガキに引き受ける旨を記しておいたほうがよい。

返信用ハガキが同封されていない場合も返事は文書にする。

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