■来賓の祝辞は事前に依頼
祝辞を依頼する来賓には、前もってーできれば、数日前までに、主催者が、「ご迷惑でも、当日はテーブル・スピーチをお願いいたします」と依頼して、承諾を得ておくのが礼儀です。
それをしないで、当日、会場で依頼したり、その依頼もしないで、司会者がいきなり指名して、来賓をあわてさせるのは、正しい礼儀ではありません。
■祝辞には訓話型・教訓型・挿話型・エピソード型・混合型・ユーモア型などがある。
〈主賓の祝辞〉は、その内容からいうと、〈訓話型>ないし、〈教訓型>の祝辞というべきものですが、来賓の祝辞には、このほかにも、〈挿話型>(エピソード型)、〈混合型〉、〈ユーモア型>など、いくつかの型があります。
〈挿話型>とは、新郎や新婦の長所や美点のよくあらわれたエピソードを紹介して、その人柄や才能などをたたえるもの。
〈混合型>とは、エピソードを紹介したあとに、教訓的な話もつけ加えるもの。
〈ユーモア型〉とは同じエピソードを紹介するにも、ユーモラスに紹介したり、「新郎新婦の恋愛中は、われわれ友人も大いに悩まされたものだ」などといって、聴衆を笑わせながら祝意を表するものです。