結婚式での正式な礼装用の帯は丸帯です。
袋帯を代用して使ったりします。
染め帯は礼装には使わず、生地は織ったものにします。
袋帯は輪に織って袋状にしてあり、芯がないので軽くて締め心地がよいうえに、外観は丸帯とほとんどかわりません。
帯揚げは若い女性なら赤、中年は白。
帯締めは白羽二羽の丸ぐけか、金か銀の平打ち、組み紐も使います。
若い女性なら赤と白を表裏にした平ぐけにするとかわいらしさが出ます。
どんな高価は細でも礼装にはならない紬類は現在では、非常に高価になって、振袖などより値の張る品物がたくさんあります。
が、紬の着物は、もともとが普段着です。
どんなに高い着物でも礼装にはけっしてなりません。
羽織は、女の礼装の場合にはつけないのが伝統です。
結婚衣装については、女性はさまざまな夢をもっているでしょうが、花嫁衣装だけが独走したのではおかしくなります。
周囲とのバランス、条件を考えなければなりません。
花嫁衣装を用意する場合の決め手をあげてみましょう。
・自分に似合い、個性を充分に発揮できる
・新郎の体格を考え、バランスをとる
・式場、披露宴場とよくマッチする
・予算に会う
以上です。