看護学校は短大と同じように、少ない修業年数で密度の濃い学習をします。
そのせいか3年の修業ですっかり専門家になったような気がして、専門家としてふるまってしまう人が中にはいます。
その他の学問(例えば経済や法律)を学んだ人が、大学卒であっても、自分が専門家であるといった考えをもっている人はほとんどいないと思います。
もちろん看護学生のように熱心に勉強しなかった人も多いのでしょうが、専門分野を究めるには大学院での学問が必要と思うのが普通です。
この辺の感覚が違うように感じたことがありましたので、老婆心ながら付け加えておきます。
さらに、実際の臨床の場面でも、看護を学問的に高めようという熱心さが勝ってか、患者さんを一方的に指導するのが、質の高い看護師の任務と勘違いしている人も見受けられます。
「こうしてはだめ、ああしてはだめ」と行動を限定してしまうタイプの看護師です。
非常に真面目で真剣に取り組んでいるのでしょうが、患者さんは看護というサービスをお金を払って提供してもらう立場にいるのです。
ここをはき違えないように考えてほしいのです。
高学歴化がこわい看護師をつくってしまうのではないかという本音は、ここにあるともいえます。
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