最近では医師の診療行為も、広くいえばサービス業の一環としてとらえられるようになりました。
病気の診断や説明に対しても、一方的な指導ではなく、患者さんの側から納得のいく治療の方法を求められるようになってきました。
その一つがインフォームド・コンセント(説明と同意)といって、医師が一方的に診療をしてしまうのではなく、病名や病状、どんな治療法を選択するか、副作用や危険度、病気の将来の予測などを患者さんに説明し、患者さんの同意と選択を尊重しながら治療をしていくべきだという考え方が導入されています。
病院という組織のピラミッドの頂点に立っていた医師の存在すら、時代とともに変わってきました。
いま、多くの病院では医療者中心の医療ではなく、「患者さん中心の医療」が目標となっています。
スローガンは掲げたものの、実践されていない場合が多いですから、実現はこれからの課題ですが、「患者さん中心」に変わっていかなければならないことは認識されてきました。
この状況を看護師のみなさん、またはこれから看護師を目指すみなさんは、よく理解して進んでいただきたいと思います。
しかし、問題は現在の学歴でも専門家であると自負している若い看護師が多いことです。
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