看護師の専門性

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看護師の専門性を高めるうえで、ネックとなる考え方があります。

それは「看護の本質は人の難儀を救う職業だから、看護師は本来みんな優しくなければならない。看護師がみんな大学卒になったら、専門家として患者さんを指導することが中心になって、患者さんに高圧的な対応がなされるのではないか。これは患者さんにとって、マイナスになる。だから看護師の高学歴化には反対だ」という意見が出されているのです。

実際こうした意見の裏には、「看護師はアシスタントでいい。だから大学卒など必要ない」といった旧来の考え方をするタイプの医師の意見があることも事実です。

さらに、看護師の高学歴化がミニ医師を誕生させてしまうのではないか、という懸念も出ているようです。

これには多分に、いままでの医学や医師のあり方が影響しているように思われます。

看護学は医学に比較すると新しい学問であることから、症例研究や勉強会のやり方も医学の方法論を参考にする場合が多いのです。

一面では医師を見習って行われているともいえます。

医師はいままで"患者さんの病気を診てやる"といった態度が一般的でしたので、高学歴化した看護師にもそのような態度を取られると、いまでも弱い患者さんの立場をいっそう弱くしてしまうのではないかという心配が出ているのかもしれません。

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