患者さんの辛さを受け止める看護師

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看護師は、何でも自分一人でできると思わないことが大事です。

自分の力では解決できない場面はいっぱいあります。

そういう時に、優秀な看護師なら、素早く判断して同僚の助けを借ります。

自分の体調が悪い時も同様です。

風邪を引いて熱があるのに「頑張って出勤する」のは、患者にとって大迷惑です。

また、看護師に大事な資質として、相手の辛さを理解しようとする気持ちが持てることが挙げられます。

ほとんどの患者は仕事だからとただ黙々と看護されるより、自分の身体の痛みや辛さ、精神的な苦痛や悩みなどをわかってくれる看護師にお世話をしてもらいたいと思っているはずです。

もちろん、看護師自身が患っているわけではないので、どんなに想像力をたくましくしても痛みや辛さは具体的にわかるはずはありません。

しかし、患者の辛さや病気と戦う大変さを理解しようとする気持ちを持つことはできます。

患者の辛さは身体にだけではなく、心にも生じています。

「どうして自分だけこんな病気に」とか「このまま良くならないのでは」と、いつも心に不安を抱えながら病気と戦っているのです。

そういう気持ちを少しでも和らげてあげられるのは、病院内ではやはり看護師しかいません。

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