婚約パーティーにゲストとして招かれた場合、服装は、そのときの会場や、自分以外の招待者とのかねあいを考えてそれ相応のものを着用します。
ただ、主役はあくまで新郎新婦なのですから、それより目立たぬ配慮が必要です。
式はパーティーですから、それほど硬くなることはありません。
しかし、あまり羽目をはずしすぎるのも禁物です。
なごやかに二人を祝福し、式の雰囲気を盛りあげるようにしましょう。
パーティーの進行中に、双方の家族・親類の紹介もありましょうし、初めて会う新郎新婦の友人たちの交流もあるでしょう。
くれぐれも出すぎた行動のないよう気をつかわねぱなりません。
婚約パーティーはなごやかではあっても、若い二人の主役にとっては生涯の思い出となるものです。
それを形づけてあげるのが招待客の大切な心がけといえましょう。
古代から平安朝くらいまでは、女性の家に婿を迎えるというのが一般的な結婚のあり方だったのです。
この形態を婿入りとか招婿婚と呼びます。
婿になる男は、三日間花嫁になる女の家へ毎晩通うわけですが、三日目の夜になって、初めて婿殿は舅・姑に正式に会い、酒盛りとなります。
これが当時の婚姻成立の儀式です。