婚家へのおみやげ

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◆婚家へのおみやげ

昔は花嫁から婚家へ、おみやげを持っていく習慣がありました。

たいていは絹の白生地などを荷物送りのときにいっしょに送っておき、家族、親族、使用人などに配ったものです。

今では、この習慣もなくなりつつありますが、地方によってはやはり残っています。


◆贈る品物は

身につけるものやちょっとした小物が多いようです。

父親へはベルトやネクタイ、母親へはショールやハンドバック、兄弟へは万年筆やセーター、姉妹へはブラウスやアクセサリー、お年寄りには膝掛けや手さげ袋などがよいでしょう。

紅白または金銀の水引きを結び切りにし、上書きは「寿」、左上に「父上様」「母上様」兄弟や姉妹には「太郎様」「道子様」と書き、下には花嫁の名前だけを書きます。

この習慣が残っていなくとも、「これからお世話になります」という気持ちを込めて、なにか気のきいたものを贈るのは、楽しいことです。

婚家のほうでは、お返しとして花嫁が里帰りをするときに、おみやげを持たせたものですが、の習慣もほとんど見られなくなりました。
お世話になりますという気持ちをこめて、婚家の方にプレゼントを贈ります。

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