短大は学校教育法の第一条に規定された高等教育機関の学校で、学科を移る場合でも単位が認められます。
また、大学に編入する場合も同様に、取得単位が認められます。
卒業すれば準学士の称号も与えられます。
短大にはもう一つ、2年課程のコースもあります。
これは高校の衛生看護科の卒業生や高卒の准看護学校卒業者がさらに勉強して看護師の国家試験を受けるためのものです。
すでに看護の学習を准看護師レベルまでやってきている人たちを対象としたカリキュラムのため、取得単位数は3年課程より少なくてすむので、修業年数も1年短いものとなっているのです。
大学では4年間で学ぶ4年課程の流れ1年次から臨地実習を少しずつ取り入れているところもありますが、3年課程と同じように3年次に多くの臨地実習が組まれるため、それまでに実習に必要な科目を履修し終えることになります。
1年次では、看護学概論などの看護に必要な基礎的知識や技術(基礎科目)を身につけるのが大半を占め、それに加えて経済学などの一般教養も併行して学んでいきます。
2年次には基礎臨地実習などが始まり、看護の基礎的技術を修得します。
成人看護学などの専門科目の講義も学びます。