看護は、ほんとうに専門職といわれるような、社会的に認知された、実質的にも各自に独立した意見をもっていて、責任のある判断とその看護診断にもとつく処置や行動のできる仕事をしているのでしょうか。
それとも、その本質は、やはり昔から伝承された「医師のこまごまとした指示を従順にきき、専らこなすモノ言わぬ従者」なのでしょうか。
もちろん、多くのナースのなかには個性的な独得の看護観をもち、自らの判断と責任で、研究者としての地位を確立し、それにふさわしい社会的地位と評価を得ている理論的専門家も、一部には、確かに存在します。
看護学のリーダーシップをとる困難でキビしいお仕事を果たしている点で、たいへん貴重な方々だと思います。
ただ、その選ばれたエリートの数はごく限られたもので残念ながら看護界のすべてではありません。
わたしが重視したいのは、最先端の医療現場で苛酷な条件のもとに真剣に働いている80余万人の、多くの看護職の人々の、基本的な問題であります。
たしかに医療の現場では、表面的には、がっちりと、ドクターとチームを組んで、日常の困難な仕事を果たして行く立場にあります。
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