戦後の准看護師制度のはじまり

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戦後の日本では、戦前からの見習い看護師制度の名残もあって、医療全体のおかれた状況からみても、新しい教育制度で養成される看護師だけではとうてい看護 業務をまかないきれないので、中卒で簡単な看護知識と技術を持ち、看護師の業務を助ける人たちを確保する必要に迫られました。

このため、昭和二六年、准看護師という職種とその養成制度が生まれ、現在も続いているのです。

しかし、高校進学率が九四%にも達している高学歴社会の現在では、中卒を入学資格とする准看護師制度は、中味が変質してきました。

正規の看護師になりたいのに看護学校の入学試験に失敗したとか、経済的に自活しなければならないとかの理由で、高卒者が准看護師養成所(以下、准看護学校)に入っているのです。

このことは、制度上の大きな問題になっているのです。

日本看護協会やその他の団体は、病人に十分な看護を提供するには少なくとも高校卒業後三年以上の教育が必要であることなどを主張して、この准看護師制度の廃止を求めています。

この制度には以上のような問題点がありますので、准看護師になることはあまりおすすめできません。

できることなら、三年課程の看護学校にすすみ、看護師の資格をとってほしいと思うのです。

ただ、現実に准看護師制度があり、准看護師の資格を取得して看護の仕事をしている人はたくさんいるのですから、そのコースについても簡単に紹介しておきます。

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