医療全体のなかで看護職はきわめて重要な役割をはたしています。そして、職業としての看護は女性に代表される専門職です。
とはいえ、この職業にだれもがすぐつけるというわけではありません。
看護師になるには、法律で決められた一定の教育を受けなければならないのです。
このことは、看護に関する専門的な教育と専門職業としての確立とが密接不可分であることをあらわしています。
看護という職業は、時代により、また国によって、その文化的背景と深く結びつきながら変化してきました。
直接関係する医学ばかりでなく、看護師という職業にかかわり、影響を与えた社会的な出来事が歴史上たくさんあります。
たとえば、十字軍の遠征、ルネッサンス、宗教改革、産業革命、近代科学の発達、二つの世界大戦、社会福祉の発展、などがあげられます。
こうした出来事と関連して、「さらに重要なものは女性解放であり、それは専門職の発展の触媒となり、また重要な要素として役立った」ともいわれています。
少しおおげさにいえば、女性は一九世紀後半から看護という専門分野を自らの手で切りひらき、専門職として発展させました。
女性という特性を大いに活用しながら、しだいに職業としての魅力を高めてきたのです。
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