いまでも一般社会では、看護師を医師のアシスタントと思っている人が少なくありません。
その原因は三つあると思われます。
一つは、いままでの日本の医療の歴史の中で位置づけられたイメージが根強く残っているのが原因です。
日本の医療は江戸時代に端を発した開業医制度が中心になって発達してきました。
明治七年に医制が公布され、その際に産婆規則(いまの助産婦)だけが定められましたが、看護師に対する法的規定はできませんでした。
日本では看護師は医者の家に住み込み、家事の手伝いをしながら、医者の診療の手伝いをすることが仕事でした。
その後、看護近代化の歴史を通って現在に至っていますが、医師の中には、いまだに看護師をアシスタントと思っている人がいるのも事実ですし、社会の人々の中でもそうしたイメージをもっている人がいます。
二つめは看護師の職務が、専門領域として理解されていない面があることです。
看護の原点は家庭看護にあります。現在の看護師の仕事は、人間学などの心理的な面と、医学や生理学など科学的な面の双方を総合した専門的な知識・技術に基づいて行われています。
しかし、その点がまだよく理解されていないところがあります。
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