雑誌や新聞をにぎわしている看護師の話題といえば「キツイ、キケン...」と、なんとなく暗~い感じ。
マイナス面ばかり目立っているようですが、本当にそれだけなのでしょうか?
看護師を目指すみなさんにエールを送る意味でも、ここではしっかりと現状をご説明します。
一般のOLと異なるのは、看護師には夜間の勤務があるということです。
夜勤には大きく分けて三交代制と当直制の2つがあります。
三交代制の夜勤時間がだいたい8時間半くらいなのに対し、当直制の勤務時間は16時間以上と、かなり長くなります。
一般の病院で行われている三交代制というのは、日勤・準夜勤・深夜勤に分かれて勤務することをいいます。
勤務は24時間続けられ、病棟の看護業務には切れ目はありません。
夜間は勤務人員も少なく、1病棟40人から50人の患者さんを平均2人の看護師で受けもつというのが普通です。
調査によると、病人の病状が悪化したり、妊産婦が産気づくのは昼間より、夜のほうが多いといわれています。
ナースコールも幾度も鳴ります。
1ヵ月の夜勤回数は8回の病院が最も多く平均8.4回ぐらいだとされます。
つまり、少なくとも4日に1度は準夜勤か深夜勤をするわけです。