ふつう、あでたく挙式へと進んだあかつきには、媒灼人へのお礼は、挙式のあと両家が相談してきめる、というのが慣習になっています。
しかし、婚約を解消したとなれば、そういうわけにもいきません。
両家で相談というわけにもいきませんから、別個に媒釣人宅に持参するということになります。
金額はいくら、ということはありませんが、一般には、五万~十万円の範囲が多いようです。
これを一つの目安として、あとは媒灼人のご苦労の度合いを考えてきめればよいでしょう。
次に、婚約解消の通知のことです。
媒灼人を中心に、両家だけで結納をとりかわしたという程度ならば、別に必要もないでしょうが、婚約披露パーティをひらいたとか、婚約通知を出したとかいう場合には、必ずこの婚約解消通知を出さねばなりません。
文例としては、次のようなものでしょう。
解消した理由については、具体的には書かずに、このようにぼかしておくのが、エチケットとされています。
「男性側の不貞の行為により…」などと書かれては、受け取った側も気分を悪くするにちがいありません。
差出人は、両人の連名にします。
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