婚約指輪のはじまり

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 キリストの生まれる頃といいますから、2000年ばかり前の話です。

その頃の指輪は印形指輪といって、現在でもありますが、指輪に印鑑のついたものでした。
 
したがって、重要な書類に押印するところから大へん貴重なものとされていました。
 
婚約にあたって、この貴重な指輪を贈るということは、家政を守る主婦の座というものが、どんなに大切なものであるかを物語っているようです。
 
そして受けたほうは婚約指輪を持つことで、自分の立場を考え、行動をつつしみ、また他の人たちからは婚約しているということでいろいろな配慮を受けていたようです。
 
健康であるということは、婚約が成立しこれから新しい人生に羽ばたこうとする男女にとって、いちばん大切な条件です。
 
そのためにはお互いが健康である証明を交わしあい、健全なる結婚に対する基礎としなければなりませんし、義務でもあるわけです。
健康診断書は、そのためにも必要欠くべからざるものですが、とかく結婚の時期がせまってから交換しあ
うのが多いようです。
 
しかし正しくは、やはり知りあう前に見合いの資料として、交換しておいたほうが無難であることはいうまでもありません。