◆結納の日時と場所
仲人、両家の都合のよい日に祝い事は吉日の午前中に行うものといいます。
かつてはそのしきたりどおり、「大安」の日などを選んで午前中に行われたものでしたが、現在ではこよみにも時間にもそれほどこだわらなくなりました。
吉日にこだわるよりも、仲人と両家の都合のよい土曜日、日曜日にするのがよいでしょう。
時間についても、必ずしも午前中にすませる必要はありません。
夜にかかるのはよくありませんが、午後三時くらいまでに終えればよいのです。
簡単にすませるならホテルや結婚式場でもかつてのしきたりどおり、仲人が結納の品を持って両家を往復するのなら両家が会場となりますし、女性宅に届けるのなら女性宅が会場です。
しかし、両家が離れていることも多く、全体に簡略化の傾向にある現在では仲人や両家がホテルや料亭、結婚式場などに会して一度にすませることも多くなりました。
◆見合いの紹介者は忘れずに披露宴に招く
結納、披露宴の仲人を見合いの紹介者以外の人に依頼する場合、見合いの紹介者には、「私叡父の事業を手伝っております関係上、仲人は取り引き先の方にお願いしろと父が申しますので」とその理由をきちんと話します。
その上で「来年の春の披露宴にはぜひお越しください」と必ず招待しましょう。