◆当日の出席者
夫婦出席が原則だが状況に応じる。
正式には仲人は夫婦で、両家も両親ともに出席します。
しかし、状況を考慮して、やりやすいようにすればよいのです。
たとえば、両家をいき来したり、どちらかの家を会場にする結納の場合、絶対に当事者の家を会場にしなくてはいけないということはありません。
両家が遠く離れていれば、近くの親戚の家を本人の家と仮定してもよいでしょう。
一堂に会して交わす結納の場合、そのこと自体略式なのですから、仲人はぜひ夫婦二人とも出席しなければならないということはありません。
また両家の方も、都合で両親が無理なら、近くに住むおじさんやおばさんに代わりに出席してもらってもよいのです。
ようはお互いに打ち合わせをしておくことです。
一方がとても重大に考えているのに、もう一方が軽く考えているのではバランスがとれません。
◆結納に必要な品
九品目が正式だか七、五、三でも昔の結納は両家のつながりを祝う酒肴の品だったのが、現在では形式化された結納品に、結納金を添えて交わすようになっています。
結納品は地方によって異なりますが、目録も含めて奇数にそろえるのはどこでも同じです。
関東地方では九品目が正式ですが、七品目、五品目、三品目でもかまいません。
ただし、関東地方のように、女性側からも結納品を用意する『結納を交わす』形式の場合は、男性側と女性側とが同じ品目数でなければなりません。