結納九品目 その2

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(5)友志良賀 麻のひもを細かく裂いたもののことで、神事にも使われます。

共白髪とも書き、夫婦が互いに白髪のはえるまで、という意味です。

麻のひもは丈夫で、なかなか切れることがありませんから、二重の意味で、夫婦の強いきずなを象徴しています。

(6)子生婦 昆布(コンブ)のことです。

コンブは海底にあって一つの株からたくましく枝をのばします。

そのおうせいな生命力から、子宝に恵まれますように、という願いを込めています。

よろこぶにも通じることから、祝い事にはよく用いられます。

(7)寿留女 スルメはカツオ節と同様、保存のきく食品であり、かめばかむほど味の出るものでもあります。

いつまでも長持ちするようにとの願い尾が込められています。

(8)松魚節 カッオ節のことで、勝男節または勝男武士とも書きます。

保存食品であるところから不時への備えを意味するとともに、男性の力強さの象徴でもありました。

(9)家内喜多留 柳樽に、婚礼にふさわしいめでたい字を当てたもの。

柳樽とは胴・柄ともに長い朱ぬりの樽で、酒が入ります。

もともとは祝いの酒を現物で持参していましたが、現在では酒肴料として現金を贈ります。

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