双方がくつろいで話ができる雰囲気を作り、座がしらけないようにするのが仲人の第一の役割です。
全員がそろって着席したら、仲人はまず両者の紹介をします。
紹介の順序は、到着の遅かったほうからするのが自然でしょう。
紹介された本人は軽く会釈し、改めて自分で名のります。
付き添い人がいる時は、本人たちに続いて付き添い人の紹介とあいさつをします。
紹介が済んだら仲人があいさつをします。
このあいさつもあまり堅苦しい形式ばったものよりも、ユーモアを含んだような、ざっくばらんな調子で、くつろいで話ができる雰囲気を作るように心掛けたいものです。
仲人は、二人の趣味や特技など会話のきっかけを作り、本人同士が話をしやすいように進めていきます。
男性側からの、あるいは女性側からの一方的な話ではなく、両方がそれぞれに適当に話ができるようにします。
双方の間で話がはずむようになれば首尾は上々。
二人の会話のさまたげにならないように、時々相づちを入れたり、会話がとぎれた時に助け舟を出す程度にします。
二人がよく知り合うための見合いですから、仲人や付き添いがあまり口を出し過ぎたり、本人たちを無視したような会話は禁物です。
本人たちが、きづまりな思いをせず、自由に話し合いができるようなムードを作り、会話がうまくはずむようにはかるのが、付き添い人や仲人の大きな役割でもあるのです。
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