◆新婚旅行中は、挨拶の手紙は出さなくてもよい
新婚旅行中、夜はずうっと絵はがきを書いていたという人がいました。
多くの方へ便りを書くのはけっこうですが、こんなことに時間を割きすぎて、せっかくの二人の旅の印象がそこなわれてはつまりません。
絵はがきはせいぜい仲人と一、二の親友だけにします。
ほかの方へは、あとで、新居の挨拶をかねた手紙に旅の思い出を一筆書き加えればいいでしょう。
両親には、電話なり電報なりで元気なことを知らせることです。
とくに花嫁の両親へはハネムーン第一夜に忘れずに連絡すること。
新郎が気を働かせてあげましょう。
はがきや手紙では日数がかかって、まごまごすると手紙より先に帰ってしまうかもしれませんから。
◆旅行先からおみやげを発送しない
家族や仲人へのおみやげは、なるべく荷物にならないものを選びましょう。
楽焼に寄せ書きしたりして、二人だけの記念のおみやげもお忘れなく。
最近はホテルや駅でたいていの土地の名産はそろっています。
値段も品質も一応信用がおけますから、それを利用すると便利です。
みやげものやスーツケースは、宿や駅にあずけておいて、見物は手ぶらでできるようにスケジュールを立ててください。
知り合いの男性は、数年たったいまでも、新婚旅行のもっとも強い印象は、花嫁の重いスーツケースを持たされたことだと、ボヤいています。
荷物がふえたら、着替えの服などさしあたり必要でないものを宅配便で送り、おみやげだけは持って帰るのがいいでしょう。