◆入籍だけの結婚でも、挨拶状は出す
結婚通知は、住所変更通知も兼ねますので、結婚(入籍)した年月日、今後の厚情、指導をよろしく、などと記し、連名で結びます。
それに新住所と、姓が変わったほうの人は、旧姓を忘れずに記します。
たとえ入籍だけの結婚ではあっても、挨拶状は出しましょう。
遅くとも入籍後一か月以内に出します。
通知先は、年賀状を取り交わす範囲内でかまいません。
印刷した場合、印刷された文面に一、二行、自筆でお礼のことばや現在の心境を書き添えて送れば、なおていねいです。
とりわけ、結婚に際し、大変世話になった方には印刷ではなく、できれば全文二人で、自筆で書いた挨拶状を出します。
◆結婚祝いのお返しは、披露に招かなかった人にだけ出す
昔は、目上の人からのお祝い品にはお返しの必要はなく、友人には同額、目下へは倍額を返すものとされていました。
いまでは一律に半額程度の同じ品物をお返しするのがふつうです。
ただし、披露宴に出席された方へはお返しの必要はありません。
招待したのに欠席され、お祝い品はいただいたという場合は、披露宴のときの引出物か、披露に招かなかった人と同じお返しを送りましょう。
お返しの品も従来は紅白の真綿や鰹節でしたが、こういう品は、もはや生活必需品ではなくなりました。
それより紅白の角砂糖や石けん、タオルなどのほうが実用的でよろこばれます。
相手のネームを入れた風呂敷もよく使われます。