披露宴における世話役や受付係は、司会者のように目立つ存在ではないが、それぞれなくてはならない重要な役割である。
・受付係の役目
来賓の宴への第一印象を左右する仕事だけに、細心の応対が要求される。
したがって、当事者側から依頼されたときは、しっかりとした自覚と責任感を持って引き受けなければならない。
そして、引き受けたからには当日は機敏に快く雑事をこなし、新郎新婦の晴れ舞台を、舞台裏からしっかり支えてあげなければならない。
・招待客に好印象をあたえる応対を
披露宴会場に到着した招待客が、最初に出会う当事者側のスタッフが受付係である。
披露宴の第一印象が受付係の応対の仕方で変わってくるのだから、なによりも明るくにこやかな態度、ていねいな言葉づかいが大切である。
来賓が芳名帳に署名するときや、控え室、会場に案内するとき、手間どらせたりすることのないように、世話役がいない場合は、みずから案内をするなど、臨機応変の対応も要求される。
・事前に打ち合わせをしておく
まず、新郎新婦と打ち合わせて、来賓の人数と顔ぶれ、新郎新婦との関係を知っておく必要がある。
その際、席次表も預かっておき、遅れて来た招待客がいても、席がわかるようにしておく。
結婚祝いの現金や品物の管理、取り扱いについても指示を受けておく。
管理の係がほかにいないのであれば、披露宴が終わったあと、だれに渡せばいいのか、必ず確認しておくこと。