食事・披露宴退場のマナー

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■食事のマナー
正確にマナーどおりに食べなければ、と意識しすぎて、料理の味もわからなくなったり、スピーチに対する拍手を忘れてしまったりしては、祝福の気持ちも表せない。

食事のマナーは、集まった人々が楽しく食事をするためのものなのだから、人を不愉快にさせない作法を心がければよいわけである。
マナーのこまかい部分にこだわりすぎて、新郎新婦を祝う心の余裕を失わないようにしたい。

食事をおいしく味わうことも、宴に招待してくれた当事者への祝福と感謝の表現である。

料理は残さないようにし、酒の飲みすぎには気をつけたい。


■披露宴退場
司会者のお開きのあいさつがすむと、参列者は順次退場する。

この場合も入場と同様に、主賓や目上の人から退場し、一般の参列者はその後に退場するのがしきたりであったが、最近は、やはり流れに従って、順次退場するケースが多くなっている。

宴が終わったからといって勝手に列を乱すことのないようにしたい。

最後まで節度ある態度をとるのが、参列者としての礼儀である。

出口には入場のときと同様に新郎新婦、媒酌人、両親が並んでいるので、簡単にはなむけの言葉をかけてあげたい。

新郎新婦には、「おめでとうございます。末長くお幸せに」とか「旅行も元気で行ってらっしゃい」と親しみをこめたあいさつをする。

両親に対しては、宴が盛大であったことをほめ、招待と丁重なもてなしに対する礼を述べるようにする。

なお、ここでも長話をして列の流れを止めないように気をつけて、速やかな退場を心がける。

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